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おにいちゃん
きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん
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安井 大輔 さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
しっかり勉強して、
良い子になって下さい。
2000年8月7日
パパ・ママ より |
おにいちゃんは 10さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
おにいちゃんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、おにいちゃん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「……えーっと……そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど……」
おにいちゃんは こたえました。 |
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「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
おにいちゃんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。 |
おにいちゃんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
おにいちゃんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」 |
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「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
おにいちゃんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
おにいちゃんが いいました。 |
そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのギザギザ!」
おにいちゃんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。 |
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おにいちゃんと ユニコ−ンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
おにいちゃんは
つきとめたくなりました。 |
そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
おにいちゃんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
おじいちゃんや、おばあちゃんに
しんじてもらえるかなぁ……」
おにいちゃんは おもいました。 |
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きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
おにいちゃんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
おにいちゃんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。 |
とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
おにいちゃんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、おにいちゃんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。 |
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やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
おにいちゃんは おもいました。 |
「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
おにいちゃんは
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
おにいちゃんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。 |
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エーリエルが おにいちゃんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
おにいちゃん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
おにいちゃんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。 |
ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに やってきました。
おにいちゃんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
おにいちゃんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。 |
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きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「おにいちゃん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
おにいちゃんが
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは おにいちゃんに
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。 |
パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「おにいちゃん ざんねんだけど
もうきょうとし に かえるじかんだよ」
おにいちゃんは、まだかえりたくありません。
でもおじいちゃんや、おばあちゃんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。 |
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おにいちゃんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
おにいちゃんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
おじいちゃんや、おばあちゃんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」 |
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おにいちゃんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
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