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キョンちゃんの
ビック パレード
あなたにおくる おはなしのほん
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壬生 京子 さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです
人に愛される子になってね。
1974年3月3日
おとうさん・おかあさん より |
9さいの キョンちゃんは
あさ はやくに めをさまして
まどのそとを みました。
キョンちゃんは
「きょうも はれ!」と おもいました。
なんといっても きょうは
きょうとし しもぎょうくの
とくべつなひ なのですから。 |
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きょうは きょうとし しもぎょうくに
サーカスが やってくるひ!
キョンちゃんは このなんにちか
いさむくん、としちゃん、そうちゃんと
まちじゅうに はってある
サーカスの ポスターをみて、
ワクワクドキドキ していました。
きょねんの サーカスで みた
ピエロと めにみえない いぬが
キョンちゃんは わすれられません。 |
サーカスが まちに やってくると
いつも パレードが あります。
キョンちゃんは それが だいすきです。
キョンちゃんは まいとし
サーカスのだんちょうさんが パレードを
せんどうする くるまに のるひとを
えらぶことを おもいだしました。 |
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そのとき でんわがなりました。
それは、サーカスの だんちょうさんからでした。
「キョンちゃん、ことしの パレードの
せんとうに たってくれるかい?」
「は、はい!」
キョンちゃんは
おおきなこえで へんじを しました。
「ほんとうに せんとうの くるまに
のっていいんですか?」
キョンちゃんが きくと、
「もちろんだよ。キョンちゃんは
とっても いいこ だったからね。
すぐに ヘリコプターで むかえにいくよ」
だんちょうさんは こたえてくれました。 |
キョンちゃんが おにわで
いさむくん、としちゃん、そうちゃんと
あそんでいると、
ヘリコプターが むかえにきました。
「サーカスで あおうね」と
キョンちゃんは いいながら
ヘリコプターに のりこみました。
そして ヘリコプターが
ゆっくり あおぞらへ とびはじめると
いさむくん、としちゃん、そうちゃんが
てをふって みおくってくれました。 |
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キョンちゃんが ヘリコプターから
ちじょうを みおろすと、
みんなが パレードの じゅんびを しています。
ヘリコプターが とうちゃくすると、
キョンちゃんは
サーカスの だんちょうさんのところへ
いきました。
「いらっしゃい! キョンちゃん。
これが パレードの せんとうを はしる
ピカピカの くるまだよ」
だんちょうさんに つづいて、
「キョンちゃん、こんにちは。
ぼくは スパーキー、よろしくね!」
そう ピカピカの くるまの うんてんしゅは
ピエロの スパーキーだったのです。 |
「みて!みて! キョンちゃんが
パレードの せんとうに いるよ」
だれかが いっています。
キョンちゃんが くるまにのって
シートベルトを していると、
たいこが なりはじめました。
「いそがなきゃ! パレードが はじまっちゃう」
キョンちゃんは
おおきなこえで いいました。
ブラスバンドが きょくを えんそうしはじめると
キョンちゃんと スパーキーは
おおどおりを はしりはじめました。 |
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ブラスバンドの うしろには
2とうの しろいうまのうえで きょくげいをする
おんなのひとが つづきます。
うまの あたまにつけた はねかざりが
ブラスバンドの きょくに あわせて はねています。
「わたしなら のってるだけで
ふりおとされちゃうのに ニコニコわらって
すごいなぁ」
キョンちゃんは びっくり! |
しろいうまに のった おんなのひとに つづくのは
バレリーナの かっこうをした くまさんです。
それも おおきな ボールにのって
おどっているのです!
パレードを みている こどもたちは
いっせいに くまさんの まねをしています。
「ヘヘ、でも ボールのうえで おどれるのは
ぼくだけでしょ」
くまさんは そんなことを いいたげです。 |
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くまさんの うしろを いくのは
きれいな いしょうの ぞうさん。
「ねぇ、もし ぞうさんたちが
みみを ずっと パタパタ させてたら、
どこかに とんでいっちゃうかもね」
キョンちゃんは
スパーキーに いいました。
ぞうさんたちの ぎょうれつに
1とう あかちゃんぞうが いました。
パレードの こんざつのなかで
あかちゃんぞうが まいごに ならないように、
おかあさんぞうが しっかり つかまえています。 |
そのうしろに つづくのは いちりんしゃのり。
みんな そらたかく なげられるボトルを みて
おおよろこびです。
「いままでに ボトルを おとしたことって、ある?」
キョンちゃんは スパーキーに
きいてみました。
「それが これまで いちども ないんだよ」と、
スパーキーが おしえてくれました。 |
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ブラスバンド、うまにのった おんなのひと、
くまさん、ぞうさん、いちりんしゃのり……
そのあとに つづくのは アザラシさんです。
アザラシさんが、ボールを じょうずに
はなから あしヒレ、あしヒレから はなへ
ころがすのを みて、
「わたしも あんなふうに ボールを
おもいどおりに うごかせたら いいなぁ」と
キョンちゃんは おもいました。 |
そのうしろには アクロバット がつづきます。
みんなは アクロバットの えんぎに
はくしゅと かんせいを おくっています。
いさむくん、としちゃん、そうちゃんや、
わたしも れんしゅうすれば トンボがえりが
できるように なれるかなぁ」
キョンちゃんが いうと、
「いっしょうけんめい れんしゅうすれば、
きっと できるようになるよ」と、
スパーキーは いってくれました。 |
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パレードの さいごを かざるのは
おおきな ライオンさんでした。
その うなりごえは とても おおきくて
パレードの せんとうにいる
キョンちゃんにも
きこえてきました。
ライオンさんの おおきな おりの うえでは、
おさるさんが とびまわっていました。
「あのおさるさんは せかいで いちばん
ゆうきのある おさるさんだね。
だって、ライオンさんの おりのうえで
あそんでいるんだもの」
スパーキーは キョンちゃんに
そっと いいました。 |
キョンちゃんの めのまえに
おおきな きいろの テントが みえてきました。
「あのテントが、ビッグトップだよ」
スパーキーが おしえてくれました。
そして スパーキーが ビッグトップの いりぐちで
くるまを とめると、キョンちゃんは
サーカスの メンバーぜんいんに あいさつしました。
キョンちゃんは、
いさむくん、としちゃん、そうちゃんと
ビッグトップに はいって
きゃくせきの いちばんまえに すわりました。 |
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キョンちゃんが
サーカスぜんぶを みおわると
サーカスのメンバーが、
キョンちゃんの ところに
あつまってきました。
「キョンちゃんたのしかった?
パレードの せんどうを してくれて ありがとう」
「わたしも きょうのことは ぜったい
わすれません。ほんとうに ありがとう!」
ことしの サーカスは、キョンちゃんにとって
いちばんの おもいでに なるでしょう。 |
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キョンちゃんが
こんどの おやすみのひに いきたいところ
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